学校防災教育研修拠点「311いのちを守る教育研修機構」が発足しました。

宮城教育大学は今年度、東日本大震災の教訓に基づく教員養成の拠点となる「311(さんいちいち)いのちを守る教育研修機構」(宮城教育大学防災教育研修機構)を設置しました。

新機構は、文部科学省の機能強化促進の予算措置を受け、前身の「防災教育未来づくり総合研究センター」を改組して発足しました。これまでの震災被災地における取組の成果、及び震災伝承・防災啓発資源を防災教育の教育研究の高度化に活用し、南海トラフ巨大地震・首都直下地震の想定域を中心に全国的に展開する学校防災の教育研修拠点と位置付けられています。地元の自治体はもとより、東北大学や国の関係機関とも連携し、学生への教授だけでなく現職教員への研修も広く展開し、教員の世代交代にも対応した防災力向上に寄与していくこととしています。

4月19日(金)には、多数のメディアが参加し、記者会見、看板除幕式を開催しました。記者会見の冒頭、村松学長が被災地の教員養成大学が防災教育に取り組む意義を説明し、「心の奥深くまで確実に根付く防災教育を徹底し、新しき令和の時代にあっては、いかなる災害が起きても子どもの命を一つも失わない教師を養成し、地域に根ざす教員養成大学としての使命を明確にします」と力強く宣言しました。

機構は、機構長を中心に研修の企画、防災教育カリキュラムの開発、関係地域・関係団体との連携など、その取組の具体化を進めています。

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冒頭、新機構設置の意義を説明する村松隆学長

 

記者会見を行う岡機構長(右)小田副機構長(中央)武田統括プロデューサー(左)

機構の看板と村松学長(左)岡機構長(右)