仙台防災未来フォーラムにてブース出展(311ゼミ)

3月4日に仙台市国際センターにて開催された仙台防災未来フォーラム2023において、宮城教育大学の311(さんいちいち)ゼミナールの学生らが「教師を志す学生たちの震災学習記録」をテーマにブース展示を行いました。ブース展示では、同大学生が教員を目指す立場から、改めて足元で起きた震災の現実と向き合い、自分のいのちを守れる力、ともに生き抜く力を備えた子ども達を育てる防災教育の取組を発信しました。

311ゼミナールは2019年度に発足し、学生が主体的に活動を行い、被災地視察や聞き取り調査で得た知見を、教員として子ども達に伝え継いでいく事を目的とした学生の自主ゼミです。第4期となる2022年度は58人が登録し、津波被害者の聴き取り、原発事故被災地の視察、防災教育教材や避難訓練、避難所運営の調査等のグループに分かれ活動を行いました。

今回、仙台防災未来フォーラム2023に参加した学生達は来場者に対し、学校で求められる避難訓練の在り方や学校現場における避難所運営の在り方について説明を行いました。ブースを訪れた来場者からは「学校現場で生徒一人ひとりのいのちを守る教員になるためには、311ゼミナールのような、学生達が主体的に防災教育を学ぶ環境が必要不可欠だ。」などの感想が寄せられました。

学生達はあの日のこと、そして今日までのことを見つめ直し、明日からの防災教育の在り方について考え続けています。

ブース展示を担当した311ゼミメンバー

立ち寄って展示を観る郡和子仙台市長