宮城、福島で311ゼミ生が視察調査活動/石巻市雄勝町地区と福島県沿岸部で被災者たちの声を聴き、未来を考える

311いのちを守る教育研修機構(防災教育研修機構)が運営する311ゼミナールでは、夏季休業の時期を使った現地視察や調査活動が本格的に始まりました。

8月26-27日には「被災地実情クループ」の13人が1泊2日で石巻市雄勝町を訪れ、被災規模が大きく、復興の足取りが懸念されている雄勝町地区で聴き取りなどに当たりました。雄勝保育所の園児だった学生がおり、自らの避難体験と旧雄勝小学校の避難について当時の保育所の先生や雄勝小の先生から詳細を聴いて、教訓を確かめました。雄勝総合支所で説明を受けたほか、花や庭園によるまちづくりを進める雄勝ローズガーデンファクトリーや体験型研修施設モリウミアスの活動にも触れ、人口が4分の1になった地区の未来について思いを深めました。

8月29-30日には、「原発事故被災と教育グループ」の7人が1泊2日で福島県沿岸部を訪れ、風評被害が懸念される一次産業の現状や水素による革新的なエネルギー政策などイノベーションコースト構想による復興の足取り、双葉町でのまちづくりの課題について聴き取り調査をしました。飯館村では畜産農家がなお市場価格で影響を受けながらも生産に前向きに取り組む様子、浪江町では女性を中心に漁業者が気を吐いている姿、双葉町では避難生活から地元に戻り古里再興に取り組むまちづくり会社の意気込みに触れ、先入観にとらわれず現地を訪れて現状を確かめることの大切さを共有しました。

9月9日にはゼミ生19人による福島第一原発の視察、9月26-28日には大東文化大学との合同の被災地視察、10月5日には石巻市大川小学校の視察など、ゼミ生対象の視察活動が続々と予定されています。