311ゼミ生対象の特別講話/今村文彦東北大災害研教授を講師に震災・津波被災と防災を学習、意見交換
311いのちを守る教育研修機構(防災教育研修機構)は1月25日、311ゼミナールの学生を対象にした特別講話を開き、津波研究の第一人者である今村文彦東北大学災害科学国際研究所教授から、東日本大震災と津波被災について講義を受けました。
講話は災害研のセミナー室で開かれ、311ゼミ生23人が参加しました。今村先生は地震災害のメカニズム、震災の科学的分析について詳しい知見を紹介した後、「台風なども含めてわたしたちは災害列島、災間に生きている」と強調。「人間はバイアス(偏見)を常に持つ存在であり、分かっていても備えを怠る」「バイアスを取り去るのは学びであり、学びのポイントは驚き、納得、気づき、思いやり。地道に積み重ねていくことが大切だ」と話しました。
学生からは「研究成果や教訓を伝える資料や副読本があっても、使いこなせていないところにもどかしさがある」「震災を知らせない世代に何をどう伝えていったらいいか」と活発な質問があり、今村先生は「自分事にしてもらうためには、その土地の歴史、過去の出来事をきちんと共有してほしい」「身近な問題、例えば避難後の食のことや文学や映画による震災伝承などに触れることから始めるのもいい」と提案。「知識はいのちと地域を守る。教員が知識を基盤に伝承に取り組んでほしい」と激励しました。




