災害時の避難、避難所の課題をわがこととして考える/311ゼミナール/クロスロードゲームを通じて防災について深く意見交換

311いのちを守る教育研修機構(防災教育研修機構)は10月6日、ワークショップ「あなたならどうする クロスロードゲームで災害対応を考える」を学内で開きました。311ゼミナールの学生15人が参加し、判断に迷う災害時の課題について「YES」「NO」の答えを基に意見交換するクロスロードゲームを通じて、防災に必要な視点を確かめ合いました。

仙台市の防災啓発市民団体「わしん倶楽部」代表の田中勢子さんを招いて、クロスロードゲームの要点について解説を受けた後、実際に3班に分かれてゲームを進行。「水と食料3日分が入った非常持ち出し袋を持って避難所に行ったが、周りの人は水も食料もない人が多数。あなたはその前で袋を開けますか」という問いでは、「開ける」「開けない」で意見が分かれ、その理由を述べあってさまざまな判断があり得ること、必要な視点について考えを深め合いました。クロスロードゲームはいろんな問題設定ができるということで、ゼミ生たちは今後、宮教大生版のゲームづくりに取り組むことも検討する予定です。