佐藤 健 客員教授(東北大学)が附属小5年生に防災のゲスト授業を実施/総合的学習「地震から身を守る」

防災教育研修機構の佐藤 健 客員教授(東北大学災害科学国際研究所教授)が 11月15日、本学附属小にてゲストとして招かれ、防災の授業を行いました。5年生の総合的な学習の時間「地震から自分の身を守るために」のなかで行われたこの授業は、防災の専門家とのかかわりを通して情報を収集したり、友達と協力して活動に取り組み、互いに意見を交流させながら自分なりに校舎内の安全についての考えを持つというねらいがあります。

「私たちは東日本大震災の経験がありません。東日本大震災の地震で校舎内で壊れたものや危険だったものはありますか」「非常階段の設置場所の特徴はありますか」「自分事に思えるのぞましい避難訓練」など、児童から寄せられたさまざまな質問に回答しながら活発な質疑応答が行われ、議論を踏まえ、各学級からの提案が発表されました。

佐藤教授は、専門の工学(都市・建築学)をベースに、学際的な防災研究に取り組まれ、学校の防災管理や防災教育を推進し、日本安全教育学会の常任理事・事務局長を務めるほか、文部科学省や内閣府の学校防災に関わる委員を歴任しております。東北大学災害科学国際研究所と防災教育研修機構(旧センター)は、2018年3月に相互連携協定を締結してシンポジウムの共催や防災訓練の合同実施などで交流してきました。連携の担当でもある佐藤教授に、当機構の客員教授に委嘱して本学の教育研究にご協力頂いております。