311ゼミナールの学生6人が淡路島で防災交流/兵庫県南あわじ市のユース防災プロジェクトに参加

8月21-23日に兵庫県南あわじ市で開かれた「ユース防災プロジェクト」に、宮城教育大311ゼミナールの学生6人が参加し、現地の教育大生や小中高生と交流しながら、東日本大震災の教訓に基づいた防災発信に取り組みました。

プロジェクトは南あわじ市の教育研修施設の開所記念として、市が初めて企画したイベントです。2泊3日の日程で国立淡路青少年交流の家を会場に開かれ、兵庫教育大、鳴門教育大、兵庫県舞子高校などの学生や生徒とともに宮城教育大の311ゼミ生が実行委員になり、現地の小中高生も含めた50人の参加者とともに、防災をテーマにした学習や交流活動を展開しました。

311ゼミ生は東日本大震災の教訓のうち「津波てんでんこ」をテーマに災害弱者の避難を考えるワークショップを担当し、寸劇を交えながら、いち早い避難に必要なポイントを整理して伝えました。阪神淡路大震災の断層遺構が公開されている北淡震災記念公園も視察し、東西の大震災の記憶を伝え継ぐことの重要性を確認。南あわじ市の浅井伸行教育長から「修了証」を受け取ったゼミ生たちは「西日本の教育大生や小中高生との交流の経験を生かし、震災起点の防災教育の発信にさらに力を入れて取り組む」と誓い合いました。