海岸から距離200mの学校では…/避難所運営班が震災時の学校対応等について学ぶ
10月18日(土) 311ゼミナール避難所運営班が、震災当時、海岸から約200mの場所に立地していた渡波中学校跡地を訪ねました。講師に当時教頭であった三浦浩氏をお迎えし、発災時や津波のようす、教員の対応、住民の避難のようす、その後の避難所運営、学校再開までの流れ等々について説明を伺いました。渡波中学校は大津波により、校舎は二階床上、体育館は3mまで浸水するなど壊滅的な被害を受けました。そのため、震災後、万石浦中学校、稲井中学校、万石浦小学校を間借りし授業再開、その後稲井小学校校地内に仮設校舎が完成し授業再開、そして2017年に内陸の新校舎へ移転しています。現在渡波中学校跡地周辺は、津波の減勢を図るために高さ4.5mの防潮堤が建設され、その内側に緑地や高盛土道路、パークゴルフ場や多目的広場を配した防災緑地として整備されています。さらに、防災緑地の近くには、津波が発生した際、内陸に逃げ遅れた人のために津波避難タワーが建てられています。鉄骨造りのタワーの高さは約14mで、約200人を収容できるそうです。当時の避難所運営については、地域の方々との協働や妊婦さんの対応、県外からの温かな支援などについて、経験された三浦氏だからこその貴重なお話を伺うことが出来ました。三浦氏は最後にまとめとして「平時から災害に備えておくこと」、そして教員を目指す者として「自分の命は自分で守る力を育成すること」「防災教育などを通して震災を風化させないこと」を話されました。次代を担う学生が、この研修で得たことや考えたことをもとに、安心安全の為のバトンを、未来を生きる子どもたちへ確実に繋いでいってくれることを期待しています。


