震災の記憶を伝え繋ぐ活動を学ぶ/次世代伝承班が“奇跡の請戸小学校”を体感

8月28日(木)、震災の記憶や教訓を紙芝居を通して伝承する活動を調査研究している311ゼミナールの次世代伝承班(伝承班)が、福島県双葉郡浪江町で調査活動を行いました。浪江町は、地震、津波、原発事故を伴う甚大な被害を受けました。町内の請戸地区は、津波による死者が127名、行方不明者27人と多くの犠牲が出ました。海から約300mに位置する請戸小学校には、校舎2階の高さまで津波が押し寄せましたが、教職員と児童全員が学校から約1.5キロメートル離れた大平山に無事避難することができた奇跡の学校として知られています。伝承班は、現在震災遺構となっている請戸小学校を訪問し、震災時の学校のようすや教職員の対応、避難経路等の調査後、震災時の実話などをもとにした紙芝居で伝承活動を行っている「浪江まち物語つたえ隊」代表の八島妃彩様よりご講話いただきました。八島様からは、震災時の浪江町や八島様の家族のようすをはじめ、「浪江まち物語つたえ隊」がどのようにして結成されたか、どんな活動をされてきたか、そして、どんな思いを込めて伝承活動を行っているかなどについてお話しいただきました。活動の最後には、八島様より紙芝居作品「奇跡の請戸小学校 避難物語」と「浪江消防団物語 無念」を披露していただきました。被災地を直接訪ね、震災遺構を見学し、当時の話を聴き、紙芝居を通して震災時の状況や人々の想いをより具体的に感じ、想像し、震災を深く見つめる一日となりました。